プログラム参加者体験談

Kyra Wood

Dr Simon Benger

早稲田大学出身 靖宏さんPhoto of Yasuhiro

早稲田大学大学院の修士課程で都市計画を専攻の靖宏さんはモーソンレイクス・フェローシップ・プログラム (MLFP) を通じて、アデレード大学で学んでいます。「MLFP スカラシップのおかげで、アデレードへの留学が 可能になりました。こちらでは、アデレードの社会構造やコミュニティーについて理解を深め、多文化社会の都市アーキテクチャーや都市計画の研究に関する新たな見解を得ることができました。」

靖宏さんは、持続可能性とコミュニティーにフォーカスした居住・商業機能を併せ持つ都市生活の場を提供す るアデレードの新規開発事業であるボーデン・アーバン・ヴィレッジの調査研究を行っています。「私の研究の目的は、開発に影響を及ぼすような提言を行うことであり、自治体に対し、多文化社会における高密度なライ フスタイルの影響や居住者背景に応じたニーズへの配慮を促すことです。」

靖宏さんは充実した学術支援を受けながら優れた研究を行っています。「私の研究指導者は非常に面倒見 が良く、アデレード大学のその他の講師陣やスタッフの皆さんも、とても良く支援して下さいます。研究指導者の専門分野は私の研究分野と合致しており、彼からはいつでもすぐにアドバイスを受けることができます。」

アデレードで得た経験により、靖宏さんは将来のキャリア展望を明確にしています。「今後は国際的に活動し、 居住環境やコミュニティー生活が抱えるさらなる問題に取り組んでいきたいです。アデレードで体得したスキルを活用して、都市アーキテクチャーや都市計画に関わる国際的専門分野に貢献していきたいと思います。」

南オーストラリア大学出身 マイルズさんPhoto of Myles Graham

マイルズさんは、南オーストラリア大学在籍中にMLFP に参加し、都市計画の分野で、アーバン・デザインや計画メカニズムを通じたエネルギー効率化の研究等を行う再生可能エネルギー研究に取り組むことを決めました。

マイルズさんは、過去に日本で英語教師として働いたことがあり、非常に高度な日本の技術的・文化的発展を身をもって経験したことから、実際に体験したことを学術的に学べる機会を絶好のチャンスととらえました。 「興味のある特定の専門分野を研究しながら、独自の文化に対する理解を深めることが出来るなんて、大変 実りあることだと思いました。」

MLFP スカラシップを受給できたことで、マイルズさんは研究に専念することが可能となりました。「留学資金を得るために働く必要が無かったので、自分の時間をすべて研究インタビューやパソコン・リサーチ、読書やセミナーへの参加に費やすことが出来ました。」

「また、新たな経験が、自分の人生に、特にキャリアの面で、想像だにしなかったような形で影響を及ぼすこと が出来るんだということを学びました。日本に留学したことで、専門分野の知識の習得だけでなく、都市計画 全般に関する自らの考えを具体化することが出来ました。その後、私は都市計画立案者になり、日本や日本 文化に強い関心を持ち続けています。」

マイルズさんは、このようなまたとない機会への参加を強く勧めています。「それなりの覚悟が要ることではあ りますが、留学はあなたの人生に計り知れないほどの影響を及ぼしてくれます。MLFP は、枠組みと自由と のバランスが非常に良く取れた大変定評のあるプログラムです。日本は魅力に満ちた国であり、多くのことを 学ぶことができます。」

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